平成29年度経済産業省関連予算案(教育・情報化関連分)
12月22日午前の閣議において決定された平成29年度予算につきまして、経済産業省関連分より、「教育・情報化」に関連する部分をご紹介いたします。
※( )内は平成28年度当初予算
■世界に先駆けた民間の未来投資を誘発する取組
人工知能、ロボット、IoT技術が世界の風景を変えつつある。公道での完全自動走行など、これまで実現不可能と思われていたことが現実のものとなってきている。世界レベルの競争が激化する中、ものづくりに優位性がある我が国が危機感とスピードを持って世界のイノベーションをリードしていく。
〇IoT 推進のための横断的な技術開発事業 47.0 億円(33.0 億円)
データ収集、蓄積、解析、セキュリティの4つの技術領域において、将来の IoT 社会の共通基盤技術となりうる先進的かつ分野横断的な技術の開発を産学官連携で実施。
〇IoT 推進のための事業環境整備に向けた実証事業関連
工場・企業を超えたデータ共有・連携、国際標準獲得に向けたデータの仕様の統一に関する実証や、
化学プラント等における事故予兆システムの実証を通じた規制システムの見直しの検討など、分野毎の事業環境整備に向けた実証を実施。
・IoT を活用した社会インフラ等の高度化推進事業 15.0 億円(13.4 億円)
・IoT 推進のための事業環境整備に向けた実証事業関連 8.4 億円( 7.0 億円)
■産業安全保障の強化
世界から技術・人材・知を呼び込む一方で、我が国の重要な技術やデータを保護し、守るべきものを守るための、産業安全保障の必要性が増している。電力などの制御系インフラのセキュリティ強化や、機微技術・重要民生技術の特定と対策を進める。
〇IT人材育成の戦略的推進
・独立行政法人情報処理推進機構運営費交付金 45.4 億円の内数(42.5 億円の内数)
情報処理推進機構(IPA)において、突出したプログラミング能力を有する「未踏人材」を発掘・育成/「セキュリティ・キャンプ」や情報処理安全確保支援士の普及・促進を通じた情報セキュリティ人材の育成・輩出/IT 関連サービスの提供に必要とされる能力を指標化した「IT スキル標準」を整備・普及
他の予算も含めた詳細な資料は下記Webサイトをご確認ください。
http://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2017/index.html