小学校におけるカリキュラム・マネジメントの在り方に関する検討会議報告書
文部科学省では、次期学習指導要領の効果的な実施に向けて、平成28年7月に「小学校におけるカリキュラム・マネジメントの在り方に関する検討会議」を設置し検討を行い、この度報告書を取りまとめました。
都道府県教育委員会や市町村教育委員会、そして学校への周知徹底が望まれています。
次期学習指導要領等の実施に当たって重要となるポイントの一つとして、「カリキュラム・マネジメント」が挙げられています。これについては、答申の提言に基づいて考えれば、以下の三つの側面から、教育課程に基づき組織的・計画的に教育活動の質の向上を図っていくものとして捉えることができます。
(1)各教科等の教育内容を相互の関係で捉え、学校教育目標を踏まえた教科等横断的な視点で、その目標の達成に必要な教育の内容を組織的に配列していくこと。
(2)教育内容の質の向上に向けて、子供たちの姿や地域の現状等に関する調査や各種データ等に基づき、教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る一連のPDCAサイクルを確立すること。
(3)教育内容と、教育活動に必要な人的・物的資源等を、地域等の外部の資源も含めて活用しながら効果的に組み合わせること。
本報告書は、こうした新たな課題に対応するために求められるカリキュラム・マネジメントのうち、特に「時間」という限られた資源をどのように教育内容と効果的に組み合わせていくのかという点を中心にして、参考となるポイントを整理したものである。
カリキュラム・マネジメントや主体的・対話的で深い学びの実現など、次期学習指導要領に向けたポイントとなる事項が含まれている報告書です。
詳細は下記Webサイトをご確認ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/new/1382237.htm