多様な学習を支援する高等学校の推進事業 採択事業一覧(平成29年度)

多様な学習を支援する高等学校の推進事業の平成29年度採択事業一覧が公開されました。

調査研究の中にICTの活用を取り入れた事業を下記に紹介します。

▼青森県教育委員会
ICTを活用した高等学校における遠隔教育の普及・推進
平成29年度は、1・2年目の取り組みを基に、遠隔授業及び講習の実施(指導方法の工夫改善)、授業外の活用(生徒会の交流、講演の配信等)、単位認定の実施検討(観点別評価の実施)をするとともに、2年間の課題を整理し、モデル校以外での活用につなげる。

▼長野県教育委員会
遠隔教育による多様な学習の支援とICTによる確かな学力の育成
平成29年度は、遠隔教育による単位認定に係る課題を整理するため、授業内での学習評価に取り組む。また、対面授業と遠隔教育では同じ教育方法論が通用しないことを踏まえ、遠隔システムを効果的に実施するための新しい教授法、授業法の確立に向けて研究を行う。

▼徳島県教育委員会
過疎地の高校における遠隔授業の導入に関する調査研究~総合教育センターを配信拠点とする体制の構築について~
平成29年度は、平成28年度から実施している徳島県立総合教育センターからの年間を通しての遠隔授業を継続し、教師及び生徒がタブレットを使用することにより、より効果的な遠隔授業の指導方法や評価手法について研究を行う。また、総合教育センターの授業支援アプリを活用することで、遠隔授業での個別指導やアクティブラーニングの実施方法についても研究を行う。

▼静岡県教育委員会
中山間地域の小規模校におけるICT活用推進事業
28年度に導入したテレビ会議システムを活用し、本校・分校間で遠隔授業及び生徒交流、教職員研修、各種合同会議等を実施し、効果と課題を検証する。遠隔授業については、分校に本務教員がいる教科について試行実施し、3年目の遠隔授業実施教科・科目を模索する。 
またICT支援員を配置してICT周辺機器の授業における活用を進め、教員の資質向上を図るとともに授業改善と充実につなげていく。

詳細は下記Webサイトをご覧ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/sesaku/1395434.htm