【EDE(一般社団法人 エビデンス駆動型教育研究協議会)】第二回教育データ分析コンテストのご案内

EDE(一般社団法人 エビデンス駆動型教育研究協議会)事務局です。
当協会主催で開催する第二回教育データ分析コンテストについてご案内を申し上げます。

■概要

教育の情報化が加速し,学習管理システム(LMS)やデジタル学習教材を利用する機会が急激に増えてきています.そのようなシステムに蓄積される教育データを利活用したデータ駆動型教育の実現にも近年期待が高まっております.一方で,教育データの解析手法や活用手法についてはまだまだ研究段階であり,実際にどのようなデータが学習者から収集され,どのような解析ができるのかなどのノウハウについては,あまり情報が共有されていないのが現状です.

本コンテストは,実際の教育現場で収集されたログデータを参加者に提供し,実際の教育データを分析をしていただき,その結果の精度や分析方法あるいは分析の着眼点の斬新さについて参加者間で競争ならびに情報共有をしていただくことを目的として開催をしております.第2回目となる今回のコンテストでは,前回に引き続き「デジタル教材閲覧行動データ分析による成績予測」と「対面授業とオンライン授業のデジタル教材閲覧行動の比較分析」の2つのチャレンジを用意しています.また,「対面授業とオンライン授業のデジタル教材閲覧行動の比較分析」についてはノーコード(プログラムの開発は不要)で教育データの分析を行っていただく新しいチャレンジを用意しています.

提供する教育データはCSVフォーマットで記述されています.プログラム開発をする際には,データの読み込みや,抽出,集計,可視化などを行う基本処理関数群OpenLAも提供しております.OpenLAはPythonで記述されたライブラリですので,他のPython系のライブラリとも親和性が高く,例えばscikit-learnによる機械学習やPlotlyによる高度な描画などを行うライブラリにも簡単に処理結果を接続することが可能です.ぜひ,この機会に教育データ分析コンテストを通して教育データに触れていただき,より多くの方々と教育データ利活用の可能性について共有いただければ幸いです.

参加者(個人またはチーム)は,教育データ分析の着眼点,分析手法,得られた結果を,主催者側が後日指定する形式で投稿していただきます.投稿いただいた内容を評価員により審査を行い,上位者を2023年3月に開催予定のシンポジウムで発表・表彰いたします.入賞者には賞状と副賞が贈呈される予定ですので,奮ってご参加ください.

■スケジュール

WebサイトOpen  :2022年9月16日
教育データ提供開始 :2022年10月3日
チュートリアル   :2022年11月予定
参加登録締切    :2023年1月16日
分析結果投稿締切  :2023年1月31日
結果発表・表彰式  :2023年3月予定 ※情報処理学会CLE研究会との共催予定

コンテストの詳細や,参加申し込み方法等については,下記のウェブサイトをご覧ください。
https://sites.google.com/view/ede-datachallenge-23/ 外部サイトにジャンプします
皆様のご参加お待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。
主催
エビデンス駆動型教育研究協議会
協力
京都大学 緒方研究室
九州大学 島田・大久保研究室