Minecraftカップ2021全国⼤会のアワードが決定!

 2022130日に、Minecraftカップ全国⼤会運営委員会(構成団体:ユニバーサル志縁センター、ICT CONNECT 21)が主催するMinecraftカップ2021全国⼤会の最終審査会・表彰式が、積水ハウスのTomorrow’s Life Museum関東で行われました。子どもたちはオンライン参加、審査員は会場にというハイブリッド形式で実施されました。

 Minecraftカップは、世界各国の教育現場で活用されている「Minecraft: Education Edition(教育版マインクラフト)」を使用したプログラミング作品コンテストで、2021年度は712日からスタート。18歳以下の1人(個人)もしくは30人以内のチームで参加できます。大会を通じて、全ての子どもたちがプログラミング教育やデジタルなものづくりに触れることのできる機会を創出し、子どもたちのプログラミング思考の醸成を目的としています。3回目となる2021年度の作品テーマは「SDGs時代のみんなの家、未来のまち」です。

 こうした大会の理念も評価され、今大会では、ゴールドパートナーとして積水ハウス株式会社、シルバーパートナーとして日本ユニシス株式会社(BIPROGY)、農林信用金庫、三菱地所株式会社にご参画いただき、ほかにも多くの企業に支援いただきました。

 オンライン投票による1次審査を経て、2次審査では全国5ブロックの代表を決めていく全国レベルの大会で、本年度は、エントリー総数3,087人、応募総数484の作品が集まりました。応募作品は子どもたちの発想力、しなやかさがぎっしり詰まったものばかりです。

 この日は最終審査にエントリーされた20作品から、12の作品が表彰されました。

 優秀賞・個人部門は、小学校1年生の「はやぶさ」さんの「ふクリンシティ」が受賞。福祉(ふくし)とクリーンエネルギーを組み合わせた造語で、クリーンエネルギーだけでどこまで快適に暮らせるかをコンセプトとした作品です。プレゼンテーターは世界最高齢のアプリ開発者、若宮正子さん。都市の設計だけでなく、バリアフリーなどのダイバーシティを意識している点を絶賛。

 優秀賞・チーム部門は、11名のチーム「Coderdojo Ishigaki」さんの「つなげるココロ ~人も動物も植物も笑顔のまち~」。プレゼンテーターはICT CONNECT 21 会長の赤堀侃司さん。大きな二つの山、山頂の湖、いくつもの滝と水力発電水車、山の中のトンネルやスーパーフード栽培場、街を流れる幅60ブロック以上の川。そして計画通りに配置した巨大な住宅群などで構成される作品に、「ともかく美しい!」と驚嘆。加えて、「コロナ禍に、11名がリアル、オンラインでつながり、楽しみながら共同して作り上げたことも素晴らしい!」と称賛しました。

 大賞は、中学3年の熊谷武晴さんの「EREC –地球蘇生実験都市」。未来の地球をSF的世界観で丁寧に描写した作品です。大会の実行委員長である鈴木寛さんから「環境破壊の進んだ地球を完全に再生するという壮大な構想力はとても素晴らしい」との高い評価を受けました。

 作品や表彰式の様子は、https://minecraftcup.com/2022/01/31/20220130/に掲載されています。

 実行委員長の鈴木寛さんより、「応募作品も増え、年々盛り上がりが増しています。参加者の多くが実際に取材に行き、知識を得ている姿勢にも大変感心している。来年以降、世界に Minecraftカップを広げたい」とのご挨拶とともに2021年度大会は閉会しました。

 日本のICTを支えるこの大会が次年度さらに拡大することを期待します。