パナソニック教育財団&ICT CONNECT21 共同研究報告書「GIGAスクールの施策による1人1台端末に対する認識と教員研修のあり方に関する研究」2021年度版
毎年ご好評いただいております表題の報告書が完成しました。
テーマは、「GIGAスクールの施策による1人1台端末に対する認識と教員研修のあり方に関する研究」です。覚えるだけで数日はかかりそうなくらい長いタイトルですが、内容は世の中が知りたがっている、ずばり「GIGAスクール1年目の小中学校の教育現場の実情」です(研究メンバーは、この記事の最後をご覧ください)。
今回の調査研究は、東京都、神奈川県そして福島県の学校に通う小学生278名、中学生161名、また全国の小学校教員413名、中学校教員249名に行ったアンケート調査に基づいています。調査は2021年12月~2022年1月で、1人1台端末が導入されおよそ9か月が経過した時点で実施されました。
多くの先生方も経験された導入直後の混乱、動揺を経て、どのような使用実態だったのか、まさに今の教育を現場が見えてくる内容です。小学生、中学生は端末を使いこなせたのか?情報処理能力の向上はみられたのか?小学生と中学生で意識に違いはみられたのかなど、気になる点がクリアになっています。
また、教員に対する調査では、端末導入前の2020年度との比較検討も行われています。使用実態はもちろん、小学校教員と中学校教員との意識の差、先生方が導入後に直面した様々な問題まで浮き彫りにしています。その先には、本年度以降の教育上の課題まで示唆しています。
まさに、GIGAスクール構想本番の2022年に、目を通してほしい1冊です。
ぜひ見たい!読みたい!という方は、以下のパナソニック教育財団のHPから無料でダウンロードできますので、さっそく入手しましょう!
https://www.pef.or.jp/school/collaboration/education/
またEDIX東京のICT CONNECT 21ブースでは、少部数にはなりますが、リアルな小冊子も無料配布予定です。ご入用の方はICT CONNECT 21ブースにお立ち寄りください。
研究委員会委員
委員長 北澤 武 (東京学芸大学大学院 准教授)
委員 伊藤 寛 (相馬市立中村第二中学校 教頭)
黒飛 雅樹 (八千代市教育センター 主任指導主事)
中村 めぐみ (つくば市総合教育研究所 情報担当指導主事)
毛利 靖 (つくば市立みどりの学園義務教育学校 校長)
渡邊 茂一 (相模原市教育センター 指導主事)
渡部 昭 (墨田区教育委員会 教育情報化推進専門員)
石坂 芳実 (一般社団法人ICT CONNECT 21 技術標準WG)
監修 赤堀 侃司 (一般社団法人ICT CONNECT 21 会長)