平成29年度総務省関連予算案(教育・情報化関連分)

12月22日午前の閣議において決定された平成29年度予算につきまして、総務省関連分より、「教育・情報化」に関連する部分をご紹介いたします。
※( )内は平成28年度当初予算

1.地方創生と地方経済の好循環の確立
〇ICT を活用した地域の活性化 157.9 億円
(1) 地域の ICT 基盤整備(ブロードバンド・モバイル・Wi-Fi 等) 145.1(61.3)
(2) ICT を活用した街づくり等の推進 5.1(2.8)
(3) 地域課題解決に資する取組への ICT 専門家の派遣 1.4(1.6)
(4) 地方創生に資する新たなテレワーク(ふるさとテレワーク)の推進 6.3(7.2)

2.世界最先端のICT大国へ
〇生産性向上につながる IoT・ビッグデータ・AI 等の活用推進25.8 億円
(1) オープンデータ・ビッグデータ・クラウドの活用推進を通じた地域産業などの生産性向上4.0(2.8)
(2) 「IoT/BD/AI 情報通信プラットフォーム」の構築と社会実装の推進 6.0(新規)
(3) 次世代人工知能技術の研究開発 4.1(新規)
(4) IoT のサービス創出支援と産学官連携による推進強化 8.2(3.5)
(5) 若年層に対するプログラミング教育の推進 1.5(1.0)
論理的思考力や創造性等を高める観点から、平成28年度より、クラウドや地域人材を活用した、プログラミング教育の実施モデルを実証。平成 32 年度以降の学校教育での必修化も踏まえ、
①多種多様な教材等(障害児や顕著な才能を示す子供に対応するものを含む)の開発、
②教材、指導者、ノウハウ(指導方法、ICT環境の整備・運用方法等)等の情報を共有・活用
可能となるポータルサイトの構築等を実施
【主な経費】若年層に対するプログラミング教育の普及推進 1.5 億円
(6) IoT を支えるネットワークに関わる人材育成 2.1(新規)

〇新たなイノベーションを創出する世界最高水準の ICT 社会の実現 523.5 億円

〇ICT 海外展開・国際的な政策連携 63.8 億円

3.国民の生命・生活を守る
〇ICT の安心・安全の確保 265.6 億円

4.暮らしやすく働きやすい社会の実現
〇一億総活躍社会の実現に向けた取組の推進 6.7 億円
「異能 vation」プログラム等の推進 15.3 億円の内数(15.4 億円の内数)

〇ICT による社会的課題の解決 22.3 億円
(1) 医療・教育分野等の ICT の活用 6.4(7.6)
※教育分野
児童生徒等が用いる授業・学習系システムと、教職員が用いる校務系システムとの安全かつ効果的な情報連携方法等について、文部科学省と連携しつつ実証し、データ利活用による教育の高度化、学校経営の効率化等を推進
【主な経費】スマートスクール・プラットフォーム実証事業 2.2 億円(新規)
(2) 情報バリアフリーの促進 4.0(4.0)
(3) 若者・スタートアップ等を対象とした IoT 人材育成 2.5(新規)
(4) 自動走行・自律ロボット等による行動支援・生産性向上 9.5(9.8)

5.未来を拓く行政基盤の確立
〇主権者教育の推進 1.4 億円
(1) 民主主義の担い手である若者に対する主権者教育の推進 1.4(1.4)
・ 選挙・政治に関する教育の充実
① 高校生向け副教材を作成・配布
② 模擬選挙や出前授業の実施等を支援
③ 新たに学校教育で活用できる主権者教育の映像教材等を作成
・ 参加・体験型学習の促進
① 地方公共団体や地域の啓発ボランティア団体と連携し、参加・体験型の研修会等を実施
② 地域で開催する参加・体験型のイベントの実施を支援
・ 若者啓発グループの活動促進
① 若者啓発グループの活動を支援するとともに、連携して啓発イベント(若者フォーラム)を開催
【主な経費】参加・実践等を通じた政治意識向上に要する経費 1.4 億円

他の予算も含めた詳細な資料は下記Webサイトをご確認ください。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kanbo04_02000083.html