「学習eポータル」まとめページ

このページでは「学習eポータル」に関する情報をまとめてお伝えいたします。


INDEX


「学習eポータル」概要

学習eポータルとは
学習eポータルは、GIGAスクール構想で配備された一人一台環境と高速ネットワークアクセスから成るデジタル学習環境をより良く活用するために構想された、日本の初等中等教育向けの学習マネージメントシステムです。学習eポータルは各学校に配備されますが、クラウド上で動作しますから、サーバーの設置やインストールなどは必要ありません。学習eポータルは、文部科学省が運営するCBTであるMEXCBT (メクビット)、デジタル教科書・教材やさまざまな学習用ツールを利用するときのハブとして、またスタディ・ログの集約のハブとしての役割を持ちます。最初の段階ではMEXCBTへのアクセスが主な機能ですが、これから順次機能が拡充していく予定です。1度のログインでさまざまなアプリケーションが利用できるシングルサインオン (SSO)、アカウントの年度更新の負担軽減、スケジュールや教材の一括管理、スタディ・ログの集約と学習状況の見える化、家庭など学校外の学習の状況の教員による把握、個人単位での適切な教材や課題の割り当て、児童生徒自身によるデータを元にした振り返りと自己調整学習の実現、指導要領コードをベースにしたテスト結果や教科書・教材の連携、スタディ・ログデータの進学や転校時の引継ぎ、集約したデータのビッグデータ化による分析とEBPMの実現、集約した児童生徒個人のスタディ・ログデータの本人への還元など、さまざまな要望の実現に中心となって寄与するように設計されています。
 

学習eポータルSWG
ICT CONNECT 21の学習eポータルサブワーキンググループ (SWG) では、2010年10月の設立以来、さまざまな立場の企業や教員、研究者などが集まり、学習eポータルの位置づけや仕様を議論してきました。その成果は学習eポータル標準モデルとしてまとめられ、誰でもダウンロードできるようになっています。2021年10月現在で公開されている標準モデルは昨年度の実証用の機能を記述したものですが、これからの機能改善に伴い順次アップデートされ、公開されて行く予定です。
 

まもなく利用可能になる学習eポータル
学習eポータルは、標準モデルに基づき民間企業が開発して学校に提供する形態になります。学習eポータルのラインアップは来年度以降さらに拡充することが期待されていますが、2021年11月の時点では次の4製品が提供されます。

サービス名 提供会社
L-Gate 株式会社内田洋行
Open Platform for Education (OPE) 日本電気株式会社
まなびポケット エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
Studyplus for School スタディプラス株式会社

 

MEXCBTの利用と学習eポータル
現在MEXCBTの機能拡充が行われており、まもなく日本中の小中高校から利用可能になる予定です。文部科学省から公募が行われますが、このとき、MEXCBTへのアクセスを行うために、学習eポータルを活用します。
それぞれの学習eポータルは、MEXCBTへのアクセス方法など標準化された部分の機能は共通ですが、画面デザインやその他の機能などは各社の創意工夫で設計されています。11/1に開催される文部科学省主催のMEXCBTを説明するオンラインイベントの後に、第二部として、学習eポータルをご紹介するイベントを開催します。参加登録は必要ありません。東北大学堀田先生と文部科学省教育DX推進室の桐生室長の対談、各社の学習eポータルのプレゼンテーションなどが予定されています。イベントの詳細は決まり次第追ってお知らせします。
 


学習eポータル 標準モデル

一般社団法人ICT CONNECT 21の学習eポータルSWG(リーダー:伊藤博康(内田洋行教育総合研究所))では、GIGAスクールで整備されたデジタル学習環境のハブとして機能する「学習eポータル」の検討を行い、その成果を「標準モデル」として公開しています。

学習eポータル標準モデル

GIGAスクール構想で整備された1人1台環境を有効に活用し、すべての子供たちの可能性を引き出す個別最適な学びと協働的な学びを実現するには、さまざまな教材やツールが連携して動作するデジタル学習環境が必要となります。2020年10月に技術標準ワーキンググループ (WG) 内に設立された学習eポータルサブワーキンググループ (SWG) では、このデジタル学習環境のハブの役割を果たすシステムである、学習eポータルの標準モデルの検討を行ってきました。学習eポータルは、文部科学省が提供するCBTである「学びの保障オンライン学習システム (MEXCBT:メクビット)」への各学校からの窓口であると同時に、さまざまな教材やツールの連携のハブ、またスタディ・ログを集約するハブとしての役割を持ちます。
この学習eポータル標準モデルのドキュメントは、並行して行われた海外の先進事例の調査レポートとともに、学びの保障オンライン学習システム推進コンソーシアムを通じて、文部科学省に提出されています。

学習eポータル 標準モデル version1.03 (2021/10/25更新 : 令和2年度版の仕様に、一部訂正を入れたもの。令和3年度版の仕様は後日公開予定。)

 


イベント情報

学習eポータルとMEXCBTの活用に関する説明会

MEXCBT(機能拡充版)の活用を検討している各設置者・学校担当者を対象として、MEXCBTと接続可能な学習eポータルのピッチイベントを開催いたします。

【開催概要】
日  時:2021年11月1日(月)14:00~(※)
開催方法:Youtube
視聴URL:https://www.youtube.com/watch?v=T-kKvfdF6vQ
参加申込:不要
主  催:一般社団法人ICT CONNECT 21 学習eポータルサブワーキンググループ

※本説明会の前に、13時から同じ視聴URLにて、文部科学省主催「CBTシステム(MEXCBT:メクビット)の活用に関する説明会」が開催されます。あわせてご参照ください。
(参考)文部科学省HP:MEXCBTについて
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/mext_00001.html

【内容】
・特別対談「MEXCBTと学習eポータルの可能性について」
・MEXCBTと学習eポータルの位置づけ
・各社ピッチ(1社20分×4社)

【参加企業】
・株式会社内田洋行
・日本電気株式会社
・エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
・スタディプラス株式会社

【タイムテーブル】

14:00 開会、アジェンダ紹介
14:05 – 14:35 特別対談「MEXCBTと学習eポータルの可能性について」
14:35 – 14:40 MEXCBTと学習eポータルの位置づけを説明
14:40 – 16:00頃 学習eポータルプレゼン(各社15分+質疑応答5分)
 株式会社内田洋行
 日本電気株式会社
 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
 スタディプラス株式会社
16:00頃 – 16:05 閉会

 


FAQ

学習eポータルに関するFAQを掲載します。質問をクリック/タップすると回答が表示されます。

 
1. 総論
 
Q1-1 学習eポータルとはどんなものですか。

A1-1 学習eポータルは、GIGAスクール構想で配備された一人一台環境と高速ネットワークアクセスから成るデジタル学習環境をより良く活用するために構想された、日本の初等中等教育向けの学習管理システムです。国際的な技術規格に則り、MEXCBTやさまざまな教科書・教材、学習ツールなどを連携させるハブとして機能するよう設計されています。
 

Q1-2 学習eポータル標準モデルは誰が決めているのですか。

A1-2 文部科学省 オンライン学習システムの全国展開事業の一環として、ICT CONNECT 21学習eポータルサブワーキンググループで議論をして、文部科学省や有識者のレビューを受けて標準モデルにまとめています。2021/10/26現在、学習eポータルSWGには35の企業・団体・学校・個人が参加しています。

 
2. 機能
 
Q2-1 学習eポータルはどんな機能を持ちますか。

A2-2 学習eポータルは、文部科学省が運営するCBTであるMEXCBT、デジタル教科書・教材やさまざまな学習用ツールを利用するときのハブとして、またスタディ・ログの集約のハブとしての役割を持ちます。初期段階で標準化されるのはMEXCBTへのアクセスが主な機能ですが、これから順次機能が拡充していく予定です。以下に示すものを含む、さまざまな要望の実現に中心となって寄与するように設計されています。

  • 1度のログインでさまざまなアプリケーションが利用できるシングルサインオン(SSO)
  • アカウントの年度更新の負担軽減
  • スケジュールや教材の一括管理
  • スタディ・ログの集約と学習状況の見える化
  • 学校だけでなく家庭など学校外の学習の状況の教員による把握
  • 個人単位での適切な教材や課題の割り当て
  • 児童生徒自身によるデータを元にした振り返りと自己調整学習の実現
  • 指導要領コードをベースにしたテスト結果や教科書・教材の連携
  • スタディ・ログデータの進学や転校時の引継ぎ
  • 集約したデータのビッグデータ化による分析とEBPMの実現
  • 集約した児童生徒個人のスタディ・ログデータの本人への還元
 
3. 学習コンテンツやツールとの接続
 
【3-1. 対象となる学習コンテンツやツール】
 
Q3-1-1 学習eポータルはどんな学習コンテンツやツールと接続できるのですか。

A3-1-1 現時点(2021年11月時点)では、以下のツールが接続できますが、今後、デジタル教科書・教材なども接続先として広がっていくことが想定されます。

  • 文科省が運営するMEXCBT
  • 既に広く活用されている、学習eポータルが採用している規格(LTI)で接続が可能な汎用的なツール(ZOOMやGoogle Assignmentなど)
 
【3-2. MEXCBT】
 
Q3-2-1 学習eポータルを使わずにMEXCBTは利用できますか。

A3-2-1 いいえ。MEXCBTは利用者アカウントを管理しておらず、学習eポータルにログインして、MEXCBTを利用することになります。また、問題の選択や結果データの返却などの仕様に基づいて、MEXCBTと学習eポータルがやり取りしながら動作しています。
 

Q3-2-2 MoodleやCANVASなど世界的に利用されている(学習eポータル標準モデルに基づいて開発されていない)LMSからはMEXCBTを使えないのですか。

A3-2-2 そのままでは使えません。そのLMSが、学習eポータル標準モデルに基づいて動作するように改修されれば、学習eポータルとしてMEXCBTにアクセスできるようになります。

 
【3-3. デジタル教科書・教材】
 
Q3-3-1 いつ頃学習eポータルとデジタル教科書・教材は接続できるようになりますか。

A3-3-1 デジタル教科書・教材は、学習eポータル標準モデルに従った接続がなされることで、学習eポータルとシームレスに活用することが可能であり、今後接続が期待されています。

 
4. 学習eポータルの提供主体
 
Q4-1 学習eポータルはMEXCBTのように文部科学省が提供するものですか。

A4-1 いいえ。仕様の策定には文部科学省が関与しますが、学習eポータル標準モデルに基づいて民間企業が開発して提供します。
 

Q4-2 複数の学習eポータルが存在するのですか。

A4-2 はい。学習eポータル標準モデルは公開されますので、さまざまな企業が開発して提供することが可能です。学習eポータル標準モデルはシステム間の連携の方法や必須で持つべき機能を規定していますが、そのほかの機能や画面デザインなどは各学習eポータル提供メーカーが独自に決めています。
 

Q4-3 現在利用可能な学習eポータルにはどのようなものがあるのでしょうか。

A4-3 MEXCBTを全国で利用可能にするのに合わせ、現在次の4社が学習eポータルを開発中です。

サービス名 提供会社
L-Gate 株式会社内田洋行
Open Platform for Education (OPE) 日本電気株式会社
まなびポケット エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
Studyplus for School スタディプラス株式会社

 

Q4-4 これから学習eポータルの種類は増えていくのでしょうか。

A4-4 はい、増えていくと想定されています。
 

Q4-5 途中で学習eポータルを別のものに替えることはできるのでしょうか。

A4-5 MEXCBTへのアクセスなど、標準モデルとして規定されている機能は、別のものに替えても動作します。スタディ・ログの移管は可能なように設計されていますが、実現にはさらに検討が必要です。

 
5. 学習eポータルの利用申し込み等の手続き
 
Q5-1 学習eポータルは教育委員会や学校法人などの学校設置者が利用申込するのですか。

A5-1 はい。
 

Q5-2 学校で学習eポータルを利用するためにインストールなどの作業が必要になりますか。

A5-2 いいえ。学習eポータルはクラウド上で動作し、主にブラウザからアクセスして利用します。
 

Q5-3 学習eポータルは、教育委員会ごとに1つの会社のものを使用しないといけないのですか。

A5-3 教育委員会でのデータ利活用を見据えると、教育委員会単位など一定の規模ごとに1つの学習eポータルを活用することが便利であると想定しています。その際、学習eポータルの特色を生かし、例えば学校種ごとに異なる学習eポータルを活用することも考えられます。
 

Q5-4 学習eポータルは利用料がかかりますか。

A5-4 今年度のMEXCBTの利用に関して利用料はかかりません。学習eポータルのさまざまな機能を利用するときの利用料は、各学習eポータル提供事業者にお問い合わせください。