教科用図書検定規則の一部を改正する省令案等に関するパブリック・コメント(意見公募手続)の結果について
文部科学省では、教科用図書検定調査審議会「教科書の改善について(報告)」(平成29年5月23日)における提言内容を踏まえ、教科用図書検定規則(平成元年文部省令第20号)の一部改正及び義務教育諸学校教科用図書検定基準の全部改正を予定しています。
本件に関し、行政手続法第39条などに基き、教科用図書検定規則の一部を改正する省令案及び義務教育諸学校教科用図書検定基準案について、パブリック・コメント(意見公募手続)を実施した結果が公表されました。
プログラミング教育については下記のような意見と、文部科学省の考え方が示されています。
【主な意見の1つ】
小学校の算数及び理科について、学習指導要領で例示された単元で一律にプログラミングを体験する学習を取り入れる必然性はなく、検定基準の新設に反対する。
【文部科学省の考え方】
小学校学習指導要領においては、プログラミングを体験しながら論理的思考力を身につけるための学習活動を算数、理科、総合的な学習の時間で例示していますが、各学校においては、例示以外の内容や教科等において実施することが可能であり、学校の教育目標や児童の実情等に応じて工夫して取り入れることが求められます。
今回の規定の新設は、教科書に示した学習内容を各学校で一律に取り入れるという趣旨ではありません。
詳細は下記Webサイトをご覧ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/kentei/1388730.htm