ICT支援員の育成・確保のための調査研究事業 報告書

ICTを活用した教育の取り組みに地域間で差異が生じており、ICT環境の整備・充実を図る取組を支援するため、自治体の状況に応じたサポート体制を構築することが求められています。
そこで文部科学省は、ICT支援員に求められる資質・能力を「スキル標準」として明確にし、一定の資質・能力を備えたICT支援員を育成するための「育成モデルプログラム」を開発することにより、ICT支援員の育成・確保(不足の解消)を図ろうとしています。そのため、教員のICT活用をサポートするICT支援員のスキル標準及び育成モデルプログラムを開発するための調査研究を行い、その報告書がまとまり、公表されました。
※本事業は、ICT CONNECT 21アライアンス団体の一般社団法人日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)受託の事業です。

「国の教育改革の方針により、学校の ICT 環境にも大きな変化が生じることになる。小学校においては、プログラミング教育が導入され、また、高大接続の考え方から高等学校や大学入試にコンピュータを用いた試験が導入される予定である。これに伴い、1人1台の情報端末の整備も進む。このような環境が整備されると、授業の中でも一層 ICT が活用されることになる。そのため、例えば、小規模校では数 10 台から、大規模校では 1,000台を超える情報端末の維持管理や、授業の準備、教材の準備等が必要となり、多忙な教員だけでこれに対応することは、ほとんど不可能となる。ICT の運営・管理に当たっては、情報モラルやセキュリティについての専門知識・技能を持つ人材による支援が不可欠である。
このように、より高度の知識を持ったより多くの ICT 支援員の整備は喫緊の課題となっている。」 (報告書本文より)

ICT支援員の実態調査から、支援員の業務整理、そして必要なスキルまでつまった報告書。
詳細は下記Webサイトをご覧ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1398432.htm